新聞記者として 第64話【夫の記事】「物差し」の測り方 (※ブログの合間に夫の記事を掲載) 『新聞社に入ってサツ回りになった途端、僕はスクープするために生まれてきましたみたいな顔をして、悲壮感まで漂わせちゃって、なんかちょっと不思議すぎない?』 立ち読みしていた小説のセリ... 2023.05.20 新聞記者として
首里に暮らして 第63話 ”まかせて良かった社長”のCMに身を任せて 距離おきたい社長との接点 「まかせて良かった〇〇社長に~、〇〇コーポレーション」 朝出勤時に、松崎しげる風の歌声で流れるいつものCM 会社の社長が、世界遺産の城を駆け抜けたり、海に飛び込んだり、何パターンも... 2023.04.10 首里に暮らして
死を超えるプロセス 第62話 通勤モノレールにさよなら 沖縄にない電車の魅力 2020年4月 新しい赴任先は那覇の市街地。憧れのモノレール通勤になった。 ほんの数ヶ月前、我が家近くに延長したモノレール路線の駅ができた。駅まで徒歩7分。 しかも時間通りにやってく... 2023.04.06 死を超えるプロセス
ちょいホッコリ話 第61話 エンジェルナンバーを知ってますか ゾロ目の数字のメッセージ 「お会計は4,444円です」 夫が逝って半年後、抜け殻気分ではあったが、ママ友とはしっかり飲みに出かけていたある居酒屋での支払い。 「すごい、エンジェルナンバーだね」と一緒にいた魔女... 2023.03.28 ちょいホッコリ話
ガンと家族の6年 第60話 夫婦の旅をなぞる〜伊勢へ〜 最後の夫婦旅行 また今年も伊勢にきた。去年もきた。伊勢は夫との最後の旅となった地。 3年前の2月、仕事関係で滋賀と京都に行かないといけない所用があった。が、予算がつかなかったので、私的旅行が... 2023.03.20 ガンと家族の6年
首里に暮らして 第59話 首里の居酒屋①〜リンゴの恩返し〜 いつものカフェで モノレール首里駅を降りて30秒、ほどよく無口でキャップの似合うオーナーさんがいる居酒屋。 そこに10年以上足しげく通っている。とはいえ、店の中身は変わった。居酒屋の前はスタバスタイルのお洒落なカフ... 2023.02.24 首里に暮らして
ちょいホッコリ話 第58話 天国から見下ろす破天荒な父へ √ ある日父は亡くなった 1990年1月のある日、外出していた母から電話があった。 「よく聞きなさい。お父さんが亡くなったから、すぐ家を掃除しなさい。お葬式の準備をするから」 「えっ、葬式? お父さんっ... 2023.01.24 ちょいホッコリ話
死を超えるプロセス 第57話 悲しみもメトロノームのように クールな友人の旦那さまの告別式 1月7日、友人の旦那さまの命日にLINEを送った。「覚えていてくれたありがとう」の返信 2020年1月、彼女の夫は亡くなった。 私の夫が亡くなる半年前... 2023.01.17 死を超えるプロセス
ガンと家族の6年 第56話 実家の正月イベントは家族喧嘩 母の手料理 私の母は料理が上手い。80歳を越した今でも料理を振る舞うのが好きで、いくばくかの財力があれば、学生相手の食堂を開業したかったという。 主夫業を担当し料理に凝っていた夫は、料理の本片手に研究して... 2023.01.03 ガンと家族の6年
看護師のアナタへ 第56話 ホスピスのとろける優しさ ゆりかごから墓場までの病院 年に一度の人間ドック。仕事が忙しくて、日程を延ばしまくって、とうとう12月28日になった。 健診の合間の待合室で、仲のいい看護師が声をかけてきてくれた。 仲がいいというよ... 2022.12.30 看護師のアナタへ