ステキな人々物語

第70話 命を形にするArtist

新進気鋭の芸術家 「青い地球が人間になった」これが芸術家の彼を見たときの私の初印象だった。 兵庫県出身の彼と出会ったのは、同僚の結婚披露宴2次会。 芸大出身の新郎の友人らの中に、水色のスーツをまとった彼がグラス片手に座っ...
夫婦STORY

第69話 “言語能力”を評価した通知表をください

こそあど言葉で十分    拝啓、天国?にいる旦那様   前回、優しさ通知表をお願いしましたが、今回は別の通知表をお願いします。 第41話の通知表シリーズ  貴方も知っているとおり、私は糸満という小...
ちょいホッコリ話

第68話 ガンになり結局保険屋さんに救われた

我が家のライフプランナー    今から一年前、我が家のライフプランナーが、営業トップの役職であるエグゼグティブになった。  えっ、ライフプランナー?   それって生命保険の営業マンでしょ?   入って...
残り2カ月+α

第67話 慰霊の日〜義父の想いに寄せて〜

我が家の6月23日  うだるような暑さ、ぬぐっても、ぬぐっても、じっとりまとわりつく汗がうっとうしい。  6月23日がやってきた。沖縄戦の亡くなった犠牲者を追悼する「慰霊の日」。毎年、我が家は、慰霊の日に「平和...
ガンと家族の6年

第66話 糸満ハーレーと50代ガールズBar②

糸満のハーレー  旧暦5月4日はユッカヌヒー、沖縄各地の漁業の町では豊業を祈ってハーリー行事がある。豊漁と航海の安全を願う町の一大イベント。  サバニ(小さな漁船)に複数人が乗り込み、チームで海上ゴールを競う。...
ガンと家族の6年

第66話 糸満ハーレーと50代ガールズBAR①

老舗の同級生の飲み屋  漁業の町、糸満の漁港近くで私は生まれ育った。  その漁港向かいにある4階建てビルに、私の幼なじみが経営するスナックがある。  食べるスナックではなく、現代の表現でいうとガールズバー...
残り2カ月+α

第65話 戦友?になってしまった弟

夫と弟  1ヶ月に1回、義弟が東京から帰ってくる。夫より7つ下の弟で東京に住んでいる。  義母の様子を見るため1年ほど前から定期的に帰ってくるようになった。夫が生きている時には、心理的距離は近い関係ではなかった。  夫が...
新聞記者として

第64話【夫の記事】「物差し」の測り方

(※ブログの合間に夫の記事を掲載) 『新聞社に入ってサツ回りになった途端、僕はスクープするために生まれてきましたみたいな顔をして、悲壮感まで漂わせちゃって、なんかちょっと不思議すぎない?』  立ち読みしていた小説のセリ...
首里に暮らして

第63話 ”まかせて良かった社長”のCMに身を任せて

距離おきたい社長との接点  「まかせて良かった〇〇社長に~、〇〇コーポレーション」  朝出勤時に、松崎しげる風の歌声で流れるいつものCM  会社の社長が、世界遺産の城を駆け抜けたり、海に飛び込んだり、何パターンも...
死を超えるプロセス

第62通勤モノレールにさよなら

沖縄にない電車の魅力  2020年4月 新しい赴任先は那覇の市街地。憧れのモノレール通勤になった。   ほんの数ヶ月前、我が家近くに延長したモノレール路線の駅ができた。駅まで徒歩7分。 しかも時間通りにやってく...