ステキな人々物語

第77話 リヨンに心を馳せて

いざ家族でフランスに パリに暮らす友人から新年祝いのLINEがきた。 彼女は夫の高校の同級生で、大学卒業後に中国留学し、中国赴任のフランス人男性と出会い結婚した。 私とは大学時代に知り合い、フランスから帰国したら会って語...
ステキな人々物語

第75話 シンガポール・マダムの風

マダムがやってきた 仕事に忙殺された2024年12月、シンガポールに住む友人がやってきた。中学からの親友である彼女は、このブログを読んでいる方にはお馴染みの登場人物。 「中学生に携帯は持たせない」という我が家の方針を「ナンセン...
ちょいホッコリ話

第71話 いつも忘れられる誕生日

私の誕生日 二人の息子が毎年忘れる私の誕生日がやってきた。きっと、今年も忘れている。 律儀な義母から「誕生日おめでとう」と電話があった。 仏壇に線香を立てた。考えてみると、私達夫婦は誕生日や結婚記念日とか...
ステキな人々物語

第70話 命を形にするArtist

新進気鋭の芸術家 「青い地球が人間になった」これが芸術家の彼を見たときの私の初印象だった。 兵庫県出身の彼と出会ったのは、同僚の結婚披露宴2次会。 芸大出身の新郎の友人らの中に、水色のスーツをまとった彼がグラス片手に座っ...
夫婦STORY

第69話 “言語能力”を評価した通知表をください

こそあど言葉で十分    拝啓、天国?にいる旦那様   前回、優しさ通知表をお願いしましたが、今回は別の通知表をお願いします。 第41話の通知表シリーズ  貴方も知っているとおり、私は糸満という小...
ちょいホッコリ話

第68話 ガンになり結局保険屋さんに救われた

我が家のライフプランナー    今から一年前、我が家のライフプランナーが、営業トップの役職であるエグゼグティブになった。  えっ、ライフプランナー?   それって生命保険の営業マンでしょ?   入って...
残り2カ月+α

第67話 慰霊の日〜義父の想いに寄せて〜

我が家の6月23日  うだるような暑さ、ぬぐっても、ぬぐっても、じっとりまとわりつく汗がうっとうしい。  6月23日がやってきた。沖縄戦の亡くなった犠牲者を追悼する「慰霊の日」。毎年、我が家は、慰霊の日に「平和...
ガンと家族の6年

第66話 糸満ハーレーと50代ガールズBar②

糸満のハーレー  旧暦5月4日はユッカヌヒー、沖縄各地の漁業の町では豊業を祈ってハーリー行事がある。豊漁と航海の安全を願う町の一大イベント。  サバニ(小さな漁船)に複数人が乗り込み、チームで海上ゴールを競う。...
ガンと家族の6年

第66話 糸満ハーレーと50代ガールズBAR①

老舗の同級生の飲み屋  漁業の町、糸満の漁港近くで私は生まれ育った。  その漁港向かいにある4階建てビルに、私の幼なじみが経営するスナックがある。  食べるスナックではなく、現代の表現でいうとガールズバー...
残り2カ月+α

第65話 戦友?になってしまった弟

夫と弟  1ヶ月に1回、義弟が東京から帰ってくる。夫より7つ下の弟で東京に住んでいる。  義母の様子を見るため1年ほど前から定期的に帰ってくるようになった。夫が生きている時には、心理的距離は近い関係ではなかった。  夫が...