
open-mama個人の体験による記述ですのでご了承を
いわゆる”霊力”の違い
沖縄には“霊力”の高い人が多い。私の身内をはじめ多くの友人・知人が“その力”を持っている。”その力”と表現するのは人によって力が違うからだ。 亡くなった人の霊を視る人、とりついている霊(生き霊を含め)を視る人、土地の善し悪しを感じる人、過去や未来が見える人、先祖や守護霊から何かを託される人等、さまざまなのである。
そういう人を「神高い生まれ(サーダカウマリ)」とよぶ。
沖縄の占い
神高い生まれの人でも、自分の力がいやで自分に言い聞かせて念じ、視えなくなったという人もいるし、口に出さない人けれど、さりげなく背後を視ている人もいる。
その能力を「占い」にいかしている人が多い。もちろん、統計学を使った占いや風水やタロット占いの類いもあるが、“霊力”プラス風水やタロットという抱き合わせ型占いが多い。
現在『占ってもいいですか』というTV番組があるが、ああいう感じの占いである。生年月日や住所、名前を聞いて、30分~1時間で3000円が一般的(だと思う)

沖縄で評判のいい占い師がテレビに取り上げられ、東京進出という華やかな出世もあるが、地道に沖縄で活動している人も多い(と思う)
人気のある占いはすぐに予約が埋まったり、数週間待たされることもある。かつては口コミでいい占いの情報が入ったが、老齢になって辞めた人が多くなり、確実な情報が集まらなくなった
ネット情報もあてにならないので、地道に人づて情報をあつめている
「ユタ」とは
霊力を特にいかして、先祖からの思いや願い(供養)を子孫である現世の人に伝えたり、供養などを通して人や家のお祓いをするのが「ユタ」である
いわゆる民間霊媒師、シャーマンみないな存在といえる
ユタになる能力開花には潜伏期間がある。情緒が激しく混乱するらしく、医学的には精神疾患と判断されることもあり、激しい精神的錯乱状態もプロセスとしてはめずらしいわけではない
潜伏期間を経て、大先輩ユタのもとで修行しながら能力を開花させ、ユタになるのが多いようだ

あくまでopen-mama個人体験に基づくものです
かつては「気持ちだけ頂く」といわれたので、親戚にアドバイスを聞きながらケースバイケースで払っていたが、今は値段を明示するのが多い(と思う)。
料金はピンキリで。1時間くらいですむような屋敷拝みであれば1万円~2万円。除霊などをし、先祖のいる拝所を何カ所か回って祈る場合は3万~5万円となる。
ユタ信仰が深すぎてユタに通いすぎる人を「ユタ買い(ユタコーヤー)」といい、一回の祈りやお祓いにはお金がかかるので、ユタ貧乏になる人もいる。
ユタとノロ(神女)の違い
神女(ノロ)とは、国や地域のために神の意思を受けて祭事に祈る人である。
琉球王国時代にはノロの最高位は聞得大君(キコエオオキミ)といい、王家に出自をもつ女性や王妃国の安泰を願った。
かつては各地域のノロがいたそうだが、イメージ的に高尚ではあるが、残念ながら、一般ピープルの私は会ったことがない。今はほとんどいないのでは(と思う)
ユタや占いは当たるのか
私は占いが好きで、20代から1年に1回は行く(ここ数年はいっていないが)。経験上、当たるかどうかは、ズバリ、相性である。これはあくまで体験に基づく直感だが
評願の良い占い師でも、自分には当てはまらなかったり、期待しなかった人が良かったりで、占いが終わった時に、胸にストンと落ちる感覚があれば当たることが多い。
ユタも同じで、よく当たる人やお祓いが上手いというのは、知人の紹介が多いのだが、結果、相性だった気がする。
ただ、お祓い力のあるユタの方は、総じて“控えめな人”が多い気がする。相手の言うことをただ聞き、先祖の声を伝えお祓いして帰る。自分の話は殆どしない人が多い(気がする)
そうでない人(またはユタ)には、本人がどう思うかは自由だが、力は高くないと思う。
私は周囲にいる霊力の高いに人にケースバイケースでお祓いをお願いしている
最後に「ユタ」も「占い」も信じるか信じないかは、あなた次第です。
なので、話題を楽しむ程度に読んで頂けたら有難いです